複数の低用量ピルとヤスミンを持ってる女性

日本での低用量ピルの普及率と黄体期について

低用量ピルとは、避妊や月経前症候群(PMS)の軽減、生理周期を安定させるなどの目的で使用されます。以前は、ホルモン量の多いピルが主流で、血栓症や心筋梗塞、乳がんなどの重大な副作用が心配されていましたが、低用量ピルの場合は特に心配のいらないまでにリスクが減りました。また、太るということも言われていますが、ほとんどの人は特にそういう心配もありません。太っても1キロ前後だと言われています。ですが、低用量ピルも薬なので、軽い副作用がみられる人もいます。副作用としては、悪心、生理時の出血量の欠如、乳房の痛みなどです。メリットとしては、安定した避妊ができる、生理周期が整う、子宮外妊娠の発症確率が減少する、PMSの症状緩和などです。PMSとは、黄体期にみられる症状で、イライラする、気分が落ち込む、やる気が出ない、肌荒れ、便秘などの症状が出ます。ほとんどが黄体期の期間だけで生理が始まれば、この症状は緩和しますが、女性にとってはとてもつらい症状です。
では、黄体期とはなんでしょうか。生理周期は、4つの周期があります。まず、生理のある月経期です。その後、生理が終わると卵胞期に入ります。卵胞期とは、卵巣の中で卵胞が成長する時期です。エストロゲンが分泌され、赤ちゃんのお布団となる子宮内膜が厚くなり、妊娠できる準備に入ります。その後に黄体期です。プロゲステロンが分泌され、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を保護します。ここで、受精卵が着床すると、妊娠となります。
日本での低用量ピルの普及率ですが、欧米諸国に比べて格段に低くなっています。欧州では50%前後ですが、日本はわずか3%程度です。なぜ、日本では普及率が低いのでしょうか。まず、認可されたのが遅かった為だと考えられます。他にも、副作用が重い、避妊効果しか知られていない、メリットが理解されていない為です。これらの誤解を解けば、ピルも普及するでしょう。