複数の低用量ピルとヤスミンを持ってる女性

低用量ピル使用時の基礎体温と血栓症のリスク

今すぐ妊娠を望まない場合には、低用量ピルを服用することで排卵を抑え避妊することができます。低用量ピルは、1日に1錠決まった時間に服用することで、体内の女性ホルモンの量を一定に保つ薬です。通常は3週間飲み続け、その後1週間飲むのをお休みします。この間に生理が起こります。この繰り返しです。低用量ピルは経口避妊薬と呼ばれるものですが、避妊以外にも、生理痛が緩和され、生理周期が一定になるなどの利点あります。生理周期が安定すると、旅行の予定を立てやすくなるなどのメリットがあります。また、医師の診断のもとに、生理日をずらすことも可能です。日常的に基礎体温をつけている方も多いと思いますが、基礎体温とは、朝目覚めた時、つまり1日の中で最も安静な時の体温のことです。基礎体温は生理周期と大きく関わっており、生理開始時から卵包期にかけて低温期が続き、その後排卵が起きた後に高温期に移行します。こうして2週間おきに低温期と高温期が訪れます。低用量ピルを服用すると、この体温周期がなくなり、低温期より少し高めの温度で一定となります。メリットの多い低用量ピルですが、副作用として血栓症のリスクが高まると言われています。血栓症とは、血管の中で血液が固まり、心筋梗塞や脳梗塞を起こすことです。ピルに含まれる女性ホルモンであるエストロゲンが、血液の凝固を引き起こす可能性があります。特に、喫煙者や肥満ぎみの方はリスクが高いので注意が必要です。また、血栓症の初期症状として、ふくらはぎの痛み、息苦しさ、目のかすみがあるので、このような症状を感じたら、すぐに医療機関を受診してください。また、飛行機等に長時間乗る場合には、低用量ピル服用時は血栓症のリスクがより高まりますので、意識的に手足を動かす必要があります。